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2010年5月21日 (金)

「Fのブルース」 その1、Verseからはじめようの巻

VERSE>・・・(注:曲の始る前の序曲的な部分のこと。歌詞も本曲の歌詞の前置きになっている。有名なVerseはホギー・カーマイケルの「Stardust」の歌詞におけるVerseはあまりに有名である。)

さあ、始まり始まり、場所は東京の六本木、街から少し外れた閑静な住宅地の中にある。

道幅4メーターほどの脇に大きな樫の木があり、そこに玄関ドアーがある。

ブルーの蛍光管で、「KIND OF BLUE」という看板が無ければ、そこがJAZZCLUBとは誰も気が付かないだろう。

<始りの曲は何がいいだろうか・・このクラブの名前からして先ずはマイルス・デイヴィスの「So What」にしよう。これから何が起こるか、ポール・チェンバースの弾くテーマにマイルスとコルトレーンとビル・エヴァンスが応えるモードの曲だ。何となくワクワクさせるテーマが静に始まる、ジミー・コブのレガートが刻み始める、この物語のはじめに相応しい曲だ>

このクラブ、一階が入り口で、階段を下りて地下がクラブ、一階にはクロークとキャッシャーがある。中庭をはさんで奥まった所が自宅になっている。

クラブの真中にはニューヨーク・スタンウエイーのコンサートグランドがドーンと置かれている。

数年前にクラブを閉鎖した人から譲り受けた、いわく付の代物だ。

30人も入れば満員のこのJAZZクラブがこの話の中心地だ。

従業員は3人、これで十分、次回に紹介しよう。

さあ「So What」の出だしが聴こえてくるでしょう・・・・

(続く)090418kindofblue_002

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コメント

ところで、皆さんは、どんなVERSEが好きですか?

お好きなVERSEなどの話題でも・・・。

いっちばん!!(*゚▽゚)ノ   shin さま、mixi から飛んできましたよ〜。♪


Verse と問われて真っ先に思い出すのは「Night & Day」です。
10代の頃、Verse を呪文を呟くように語るバージョンを愛聴していたんです。
それはFMをエアチェックしたカセットテープ音源でした。
今となっては、誰の歌だったのか皆目分かりません。

数年前、モダンジャズを1から聴き直し始めた頃、あの歌を探しました。
でも、見つからなかった。シナトラもアステアも、Verse を朗々と叫んでいました。
あれは目の前にいる女に語りかけ、かき口説いているという設定でしょうね。

そんな語り方じゃ芝居がかって安っぽくなっちゃうのに!! 私はとても不満でした。
女目線で言わせてもらえば、そんな風に愛を語る男がいたら興ざめしますよ。(笑)


「Night & Day」は、男が1人、夏の雨夜に暗い窓辺に寄り添い、愛しい女を想って
脳内でひたすら妄想世界を繰り広げている歌だ。私は昔からそう解釈していました。

壁時計の秒針が、窓を打つ雨の音が、胸の鼓動と重なり、男の想いは増幅されます。
ねっとりと熱い空気が立ち籠める沈黙の室内で、微動だにしない男。
彼はじっと窓の外を見つめながら、心の中で女を呼び続ける自分を止められません。
恋の悶え。闇に光る瞳。背中を伝う汗。男の体臭。密やかな、狂おしい溜め息。

偲ぶ恋こそ真なれ。
こういうアプローチでこそ、男の濃密な情念が香り立つ名曲になると私は思います。
……これって、日本人ならではのウエットなセンスでしょうかね?(笑)

ともあれ、私は今なお、あのバージョンでこの曲を堪能したいと夢見ています。
 

4438miles様
Fのブルース、再開ですね。
当初からのファンとしては、とても嬉しいニュースです。
少しずつ以前のご常連の方も戻って来ると思います。

ところで、以前私のホーム・ページと相互リンクさせていただいていたのですが、今回も相互リンクをお願い出来ないでしょうか?
OKでしたら直ぐにリンクを貼ります。

それと、ここでは4438miles様とお呼びすれば良いのでしょうか?それともSHIN様なのでしょうか?

銀猫さん

一番乗り、ありがとうございます。
Night&DayのVerse は有名な割にはあまり歌われていませんね。
なにせ、コールポーターのことですから、あんな歌詞が出てくるのでしょうね。
コールポーター物語でのシーンが思い起こされます。

Verseはミュージカルの中では有効に使われますが、ただ歌うときは少々重いものもありますね。
As time goes by,I can’t give you anything but love,などはそうですね。

KAMIさん

またお世話になります。相互リンク宜しくお願いします。
頑張って書きますので、皆様にも宜しく。

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