« エピソード45:「チャリー・パーカーのおまけ」の巻 | トップページ | エピソード46:「今夜はジャムセッションの巻」 »

2010年9月22日 (水)

番外エピソード:「JAZZ JAPAN」誌に地べたからお願い奉る!

<この記事は先般MIXIにも掲載されたもので重複する部分があります>

Jazz_japan1

8月末に創刊されたジャズの月刊誌「JAZZ JAPAN」を読んで失望した。

その理由を順不同で挙てみる。

1、雑誌の創刊にあたっての発刊の動機、発刊せずにはいられない衝動と言うもの

  が伝わってこない。SJ誌が休刊になったので、急いで続きを作りました・・では意

  味が無い。ある方、曰く「まるでSJ誌の居抜きみたいな雑誌ですね」



2、創刊号に既に投書欄がある不思議・・すでに出来合いレースだったのか。

3、相変わらずの大物志向で、ビッグネームの大判写真を所狭しと並べている。

  それもレコード会社の力の入れように比例して写真も記事も大きい。

4、日本の日々のジャズシーンを隅々まで捉えている記事、記者がいない。

5、日本人アーティストを育てよう等という気概は紙面からは感じられない。

6、CDの売上ランキングなど、何と下らない商業主義的発想ではないか。

7.自主レーベルなどの情報は皆無である、金も無く苦労して作った自主レーベルを

  発掘するような気概も欲しい。

8、人気投票や南里文男賞はもうSJ誌の時代で終わりにした方が潔い。

9、記事の内容が薄っぺらい。(例、「ウイントン・ケーリー特集」なるものがあった。アレが特集か!バカモノ!ケリーの人気盤について何処にでもある情報を集めただけ。64年に来日した際のこと書いた下りに至ってはお粗末至極、当時SJ誌では、ケリートリオの評価はケチョンケチョン・・あんなカクテルピアノ・・・等という評論家のオヤジどもがいた。私は目の前で聴いていたがそんな事は無い、ケリー節全開でスイングしていた、それをマイルスの新しいリズムセクションと比較などして、もう古いとか・・そういう当時の馬鹿げた評論を含めて真実をさらけ出すような特集をして欲しかったものだ。

加えて、ケリーの生涯最高のソロと評される「Miles in person」のケリーの扱いが全く弱い、一体何を聴いているのだ。これで「特集」など言うからもう「JAZZ JAPAN」はもう買うまい、と思ってしまうのだ。)
特集はもっと掘り下げろ!エスカイヤー誌のジャズ特集でもよく読んで勉強しなさい。

では、どうすれば良いのか・・・

・ジャズ界はアイドルの芸能界では無い・・淡々と日本のジャズシーンの情報をあるがままに載せよ。煽ってはいけない。 世界の情報もあるがままに載せよ、脚色は止めよ。

・毎日、毎晩、巷で演奏されるジャズを出来るだけ生で聴き、記事にしよう。私の様な素人ですら年間に200日もジャズクラブやコンサートへ通ったくらいなのだから。

・記者の主観的感想や評論は付加しない方が良い。
(例、誰々が何処で、何時、何の演奏をした、会場の空気はどうであった。聴衆の反応は何処に現れたか。 それだけで良いと思う。そこに記者の感想や評論が入り、誰が良かったとか、アレは凄いとか加えないこと!藤岡氏の海外のライブ情報は煽りが無く淡々としていて好感がもてる。)

・意見や論評を載せるなら、最低でも3名くらいの意見を並べて載せよう。

・CDやLP、DVDの新譜、再発の案内は全部同じ字数と写真サイズで掲載しよう。

・昭和の映画雑誌では無いのだから、冒頭に派手なグラビアなどを満載する必要は

い。 雑誌の厚さにこだわる必要は無い、情報が少ない時は薄くてもよい。

日本という立ち居地を軸にすべし。

国際的に見て、日本のジャズのクオリティは高い、これを育てる事を考えるくらい

の気

概を持って欲しい。

外国人でも名前に騙されるな、無名のアーティストを掘り出すくらいの気概が欲し

い。

編集スタッフを見れば、1ヶ月前まではSJ誌にいたスタッフが、慌てて集まって、手持ちの原稿を集めて、編集した・・・そんな感がいなめない。
読者側から言わせてもらえれば、もうSJ誌の続きは不要だ、だからSJ社は行き詰まったのだ・・・その原因をシッカリと反省し、その反省の上に立って、「では、なぜ、日本でジャズの雑誌」なのか・・雑誌を出すにあたり、その「創刊の志、動機」は何なのか、その原点を顕著にして世に問う雑誌を出して欲しいものだ。

元SJ誌の社員の再就職場所というだけなら、早晩また行き詰まるし、読者は離れてゆくだろう。

何故、焦って8月末に出さなければいけなかったのか・・・もっとジックリとコンセプトを練って、客観的な観点からの方向性も鑑み、そして編集活動を行っても良かったのではないか。

資金元も大手楽器メーカー、ヤマハミュージックメディアになったのだから、レコード会社の宣伝を取りやめるくらいの根性が欲しいものだ。

そう、「動機の発露」をもう一度見つめて欲しい・・

もし、編集長の三森氏がこの日記を読むような事があったら、何なりと反論、異論、罵詈雑言、仰って欲しいものだ!

<ご意見、反論を待つ!>

« エピソード45:「チャリー・パーカーのおまけ」の巻 | トップページ | エピソード46:「今夜はジャムセッションの巻」 »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1371081/36869829

この記事へのトラックバック一覧です: 番外エピソード:「JAZZ JAPAN」誌に地べたからお願い奉る!:

« エピソード45:「チャリー・パーカーのおまけ」の巻 | トップページ | エピソード46:「今夜はジャムセッションの巻」 »