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2010年11月 4日 (木)

エピソード62:「ジャズ・フェスティバル」の思いでの巻

<懲りなく続く・・・今回はゼンさんのジャズフェスの思いで話しだ・・・>

夏ともなると、日本のみならず、世界のあちらこちらで、ジャズフェスが開催される。

多くのジャズフェスへ行ったが、やはり、映画「真夏の夜のジャズ」で観たモンタレイ・ジャズフェスティバル以上のものは無い。

日本のジャズフェスの走りは、「軽井沢モダンジャズ・ミーティング」と銘打ったジャズフェスあたりが最初と思う。

私がジャズフェスを最初に観たのは、1963年、16歳のときに、軽井沢で開催されたジャズフェスであった。

南軽井沢の人口湖のほとりで野外であった。

Kumoba_01

西条孝之助カルテットや白木秀雄クインテット、デキシーも出てきたし、マーサ三宅さんやテリー水島さんなども登場した。稲垣次郎、三保敬太郎、宮沢昭・・・、日野テルマサはまだここでは出てこない。

渡辺貞夫はボストンにいた。

最後が、原信夫とシャープアンドフラッツで、それに出演者全員が加わって「マンティカ」のジャムセッションになったのを覚えている。

白木、猪俣、・・・ドラム合戦も盛んであった。

ジミー竹内がシャープのドラムでド派手な叩き方をしていた。

軽井沢は夕方になると高原独特の天気でよく夕立がくる。

雲が出てきて、もうすぐ来るなと思ったらもう遅い、凄い集中豪雨が雷と共にやってくる。

雷は大きな立ち木にバリバリと落ちる。

Karuizawajazz_015

そんな、夕立がジミー竹内のドラムソロの最中にやってきた。

彼は、ソニー・ペインばりのロングソロをとっていた、遠くでカミナリがなった、ゴロゴロゴロ・・・、

彼はそれに応えるように、バスタムをドドドドド・・・、カミナリがバリバリバリ・・・、スネアをザザザザザ・・・、カミナリがドカーンと落ちた、シンバルをドシャーン・・・・!!!

カミナリとの共演となった。

原信夫がもっとやれとけしかけた。

会場は露天で土砂降り、私は一人傘をもっていた・・多分そうなると思っていたのだ。

午後3時過ぎに軽井沢の街の上の見晴し台の山に雲がかかったら、夕方から夕立雷雨になる確率が高い。

その日は夕方4時の開演だったが旧道のボロ別荘を自転車で出る3時には街の上の方に雲が出ていた。

周囲の満員の観客は皆、後ろや脇の小さなテント張り屋根の下に避難している。

一人、スチールパイプの椅子に腰掛て、傘をさして観ていたのは私一人だった。

そんな私を見て、原さんが手を振った、僕は傘を振った・・・。

シャープは毎年、軽井沢の町外れの前田郷というところで、合宿をやっていた。

或るとき、友人の父親のつてで、見学させてもらう機会があった。

そこで、色々なメンバーと知り合い、夜のジャムセッションパーティーに出させてもらったのは良い思いでである。そこで、あの時、傘をさして一人観ていたのは僕です、手を振ってくれたので、僕は傘をふりましたと言ったら、原さんが「あれは違うよ、カミナリが危ないから、屋根の下へ行くように手で合図をしたんだよ」と言った。

今も、日本中でジャズフェズが盛んである・・・が、みな同じような企画ばかり、何か新鮮な企画が欲しいものだ。

また、「真夏の夜のジャズ」を観るとするか!

<アナザー・エピソード>

後年、斑尾高原でジャズフェスがあった、私は野外の舞台裏でトコちゃんこと日野元彦氏と四方山話をしていた、舞台上では世界的な大物ベーシストが準備をしていた、そこへ雨粒がポツリときた、そのベーシストの楽器はいかにも古そうで高価そうな楽器だった。

そのベーシストが演奏の終った若い米国人のベーシストに言った、「おい、お前の楽器かしてくれ」・・・自分の楽器が雨に濡れるのを嫌ったのだ、しかしその横柄な態度にトコちゃんと私は驚いた。そしてアイツは嫌なヤツということで一致した。人間性が出た瞬間をみた。

<ブログは続くよどこまでも・・・>

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