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2011年1月27日 (木)

エピソード77:ホセ・ジェイムズと黒田卓也のアフターアワーズ

<前回より続く・・・先日の出来事を記事に・・・>

先日、知り合いの子息であり、NYで評判の日本人トランペッター黒田卓也君が青山のBody&Soulでギグがあるという。家で夕飯をすまし、7時過ぎにノコノコと出かけていった。

ドラム:柴田亮、ベース:中村健吾、ピアノ:大林君という若いグループでの演奏だった。

黒田卓也君の音色はCDで聴くより生の方がブルージーでハスキーである。

相変わらずのハードバップのノリでウケまくっていた。クラブは満員の盛況で雰囲気もいい。

ステージを押し進んで最後の曲になったころ、近くのジャズクラブ、BlueNoteに出演していたJose Jamesがステージを終え同行のドラマーとやってきた。Jose Jamesのアルバム「Black Magic」の編曲は黒田卓也君が担当しバックでも吹いている。また今回のJoseの新譜「For all we know」はオランダのピアニストJef NeveとのDuoでこれが最高に良い。Kvbl__sl500_aa300_

クラブの奥の席に陣取ったJoseの所に黒田君が行き、一曲飛び入りで頼んだ。快く引き受けたJoseは何を歌うかは言わずに、突然「Mornin」をルバートして歌い出した。

最初はほとんどテンポを提示せずに4小節ごとにテンポを変えて歌い出した。2コーラスを歌い最後の8小節でインテンポになり、トランペットから順にソロへと入っていった。これで盛り上がらぬ訳は無い。

私はこのJose Jamesという若い歌手をCDで聴き、この声質は無類のものでまた歌い方、ノリがグルービーで凄い天分と才能を有した歌手だと評価している。歌う幅もクラブ系から本格ジャズまでと広くカバーしている。

特に、今回のJef NeveとのDuoの新譜は、ピアノと歌のDuoという意味では、トニー・べネットとビル・エヴァンズのCDに匹敵するよさを持っていると思う。

今回Impulsレコード社は第二のジョニー・ハートマンとして売り出しているが、私はジョニー・ハートマンとはまた別の良い個性を有していると思っている。

どうも、レコード会社は「第二の・・・・」という売り出し文句が好きなようだが、あまり意味の無いキャッチだと思うのだが。

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その夜は歌い終えてから黒田卓也君がJoseを紹介してくれた。私が2010年にリリースされたジャズCDの中では貴方の「For all we know」が秀逸だという話しをしたらいたく喜んでくれた。そして記念写真を一緒に撮った。

こうしてまたジャズミュージシャンとのダイレクト・コミュニケーションが少し増えた。

ジャズは楽しからずや・・・たかがジャズ・されどジャズ・・・である。こうして私のジャズを聴いて51年目がスタートした・・・。

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<次回へ続く>

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